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老化と歯周病の関係

みなさん、こんにちは。

環状通東ターミナル歯科です。

 

3連休楽しまれていますか?

海や山などレジャーを楽しまれている方、映画館やショッピングなど涼しい場所で楽しまれている方、

おうちでのんびりくつろいでおられる方、様々だと思います。

お仕事の方は、本当にお疲れさまです。

夏バテしないようにバランスの良い食事と睡眠をとり、暑い夏を元気に乗り切りましょうね。

 

さてみなさんは『歯周病』について、どれくらいご存知でしょうか?

CMなどでも耳にすることが増えましたよね。

歯がグラグラする、歯茎から血が出る…など、何となくイメージはお持ちかもしれませんが、

詳しくはご存知ない方が多いのではないでしょうか。

 

近年は健康志向が進んで、TVなどのメディアで健康について取り上げられることが多いですが、

歯科領域のことについてはまだまだ周知が足りないのが現状です。

今もなお日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病で、成人の約8割が歯周病にかかっていると言われています。

 

 

特に近年歯科で注目されている言葉として「オーラルフレイル」というものがあります。

「フレイル」とは、心身機能が低下し生活機能が障害されていることを指します。

つまり、「オーラルフレイル」とは、口の中の機能が低下することによって心身の衰えにつながる、という概念です。

 

現に歯周病単体でみても、歯周病によって歯がグラついたり抜けたりすることで食べ物を噛みにくくなり、栄養不良を招き

筋力・運動能力の低下につながったり、胃腸障害になったり、脳への血流が低下して神経・精神系の症状が出たり、

噛み合わせが悪くなって全身の筋肉・骨の痛みにつながったりする可能性もあります。

 

さらに、歯周病は、心臓疾患、脳血管疾患、誤嚥性肺炎、糖尿病、骨粗鬆症、肥満などとの関係についても報告が数多くあります。

これらの多くは命にも関わりがあるもので、全て患者数が多いものです。

歯周病はもはや生活習慣病であると言っても過言ではありません。

 

歯を失うことで人に会ってお口を見られるのが恥ずかしく、外出が億劫になり、

生活範囲が限定されることにより心の健康も徐々に崩れてきて、

食事も楽しくなくなり栄養バランスが悪くなり、最終的には体の健康が害されていきます。

社会とのつながりからドミノ倒しのようにバランスが崩れていくことを『フレイル・ドミノ』と言います。

ご家族やご友人とお食事を一緒に楽しみ、笑い、会話をするためにも、ぜひご自身の歯を大切にしていただきたいです。

 

 

歯周病の多くは20代のうちに感染すると言われていますので、まだまだ若いから安心と思っていてはいけません。

歯科での定期的なチェックとケアで生活習慣を改善し、予防と進行防止を心がけましょう!

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